2020年09月11日

熊本地震からの教訓(耐震等級3)

どうも、ふじさん住宅の阿波根です。

今回も耐震に関するお話しです。

これからお家を建てようと考えて

おられる方は、

是非、末永く住める「耐震等級3」の家を

建てて欲しいと強く思います。
熊本地震からの教訓(耐震等級3)



工務店やハウスメーカーなど

どこの建築会社、住宅会社でも

構わないですが、必ず、担当者や

設計士さんに

「耐震等級はいくつですか?」と

確認して欲しいです。



その時に返答が

「大丈夫です、計算していないですが、

安心してください!」

とか、

「耐震等級2相当(レベル)です」とか、、

「耐震等級3相当(レベル)です」など、、、

もしくは、「制振装置を標準装備しているので

ウチの家は大丈夫です!」など

制震装置(ダンパー)はとてもいい物ですが、

制振装置(ダンパー)はあくまで、余力的に

付ける物と私は考えています。

基本は耐震で家を固くする事です。

上記の返答の様な

根拠もなく曖昧な返事だと、そこの会社とは

付き合わない方が良いと思います。

というか、、、



あらゆる仕事がいい加減だと思われます。



前にもブログで書かせていただいている

「大地震の備え(耐震等級3)」という

記事で説明しておりますが、

耐震等級とは、国が定める住宅性能表示制度

なんですね。

その制度の耐震等級1~3には

相当(レベル)という文字は無いのです。

未だに相当(レベル)とか曖昧な表現で

接客対応をしておられる担当者や

会社があるのにビックリですが、

もし、

その様に言われてしまったら、

こう切り返して欲しいです。


「因みに、その耐震等級2や3相当

(レベル)の構造計算はどの計算方法で

されていますか?」

という感じで

構造計算の種類を確認してほしい

と思います。



熊本地震からの教訓(耐震等級3)
※佐藤実さんのYouTube構造塾#1から抜粋の画像です。

上の図はピラミッド型になっていますが

一番下の層のレベルは
(ここで使っているレベルという言葉は
説明に用いているだけなので、誤解無きよう
宜しくお願い致します。)

建築基準法の最低レベルです。

耐震等級1になります。

簡易的な壁量計算や四分割法などです。
(実際には、耐震等級1にも満たない
家もあるらしいです。詳しくは、また、
別にブログをアップします。)

耐震等級2か3は

上の層の2つのどちらかとなります。

真ん中の層のレベルは

品確法の計算、性能表示計算で

上の層は建築基準法の構造計算です。

出来れば、上の層のレベルの構造計算で

許容応力度計算までしていれば

安心して良いと思います。

品確法での計算がダメというわけでは

全くないです。

許容応力度計算などで構造計算を

しっかりしてくれていれば、より一層

安心ですので、

皆様の生命、健康、財産が守れる

ずっと住み続ける事ができる

家になると思いますので、是非、

これからの方はその事をチェック

して欲しいと思います。



そんな事(構造計算)すると

高くなるし、自由度がなくなるから

やりたくない、もしくはお勧めしない

という住宅会社や設計士さんがいる

ようですが、

そんな事はないです。

そんな方々にお聞きしたいですが、

命より、デザインや間取りを優先

しているのですか?

とお聞きしてみたいです。

耐震等級3でもオシャレで

間取りも広々している家は

存在しておりますし、弊社でも

手掛けております。


熊本地震からの教訓(耐震等級3)
少し宣伝広告しました。(^▽^;)


コストの面に対しての話ですが、

例えば、気に入った間取り、デザインの

家があったとして、

耐震等級1で建築基準法はクリア―

しているお家と

その家を構造計算して、材料も手間も

プラスされたとしてどの位のコストアップ

なのか?と言いますと

ザックリな例ですよ!

40~70万円程(申請料込み)だと思われます。

家の大きさ、間取り、デザインにも

寄るので正確には住人十家です。

もう少しザックリと仮に100万円としましょう

実際に地震が来て、熊本地震の様に震度7が

繰り返しおきた場合

耐震等級1や建築基準法ギリギリで

(ギリギリと言ってもしっかり計算しているお家もあります。)

建てたお家には、住み続ける事は難しい

または、住むことは出来ないです。

一方、耐震等級3の家はというと

無傷なお家が殆どで軽微な補修で

住み続けられているお家が殆どだった

という結果が実際に出ております。

耐震等級3の認定をとるのに先ほど

ザックリと100万円と申しましたが、

あくまで、ザックリな数字です。。。



ですが、半壊もしくは、倒壊、崩壊と

なると100万円では補修あるいは建替え

などは無理です。



そう考えますと、最初に掛かるお金を

惜しむと熊本地震のような大地震が

来たときに、ローンだけが残り、

皆様の生命は守れたとしても、財産は

守れない家となって精神的、身体的に

健康を損なってしまいます。



我々、プロが考えていて、お客様が聞かず

とも建てている家が地震に強い家が

当たり前というのが理想ですが、現実は

そうでもない住宅会社、工務店や

ハウスメーカーがあるので、皆様も

しっかりと勉強しながら住宅会社を

お選びして欲しいと思います。



とても、凄く参考になるYouTube動画が

有りますので、

そちらも下に貼り付けておきます。

熊本地震の震源地である益城町に

16棟建てておられる地元工務店さん

エコワークス㈱の小山貴史社長

(年間100棟建てられています)と

構造設計屋さんの

㈱M’s構造設計・構造塾の佐藤実社長

のコラボ対談動画です。

このお二人は実際に熊本地震の

発生後に益城町の家を細かく調査

しております。

その内容を対談しておりますので、

是非、見ていただきたいです!



最後まで、読んで頂きありがとうございました。










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過去の家づくりに関する記事です。↓↓↓

(大地震の備え(耐震等級3とは))
https://fujisanj.i-ra.jp/e1196750.html

(いい家とは)
https://fujisanj.i-ra.jp/e1165191.html

(ハウスメーカー?、工務店?)
https://fujisanj.i-ra.jp/e1145821.html

(コラボハウスという家づくり)
https://fujisanj.i-ra.jp/e1146038.html

(建築家デザイナーと建てる家は高い?)
https://fujisanj.i-ra.jp/e1146129.html

(モデルプラン N-design)
https://fujisanj.i-ra.jp/e1161680.html

(間取りの考え方 ~余裕度~)
https://fujisanj.i-ra.jp/e1162036.html

(坪単価って...?)
https://fujisanj.i-ra.jp/e1162182.html

(窓選びの基本)
https://fujisanj.i-ra.jp/e1162702.html

(窓選びの基本 Low-Eガラスとは?)
https://fujisanj.i-ra.jp/e1162777.html

(断熱材は何がいい?)
https://fujisanj.i-ra.jp/e1163378.html





コラボコース

建築家デザイナー

mA-style architectsさんのHP http://www.ma-style.jp/About%20us/About%20us.html

山梨一正建築設計事務所さんのHP https://yamanashi-sekkei.jp/

アース・アーキテクツ一級建築士事務所さんのHP http://earth-architect.jp/

山田誠一建築設計事務所さんのHP http://www.yamada-architect.jp/about/

アシヤアーキテクツ株式会社さん(設計事務所)のHP http://www.ashiya-architects.com/

アトリエ奏建築デザイン事務所さんのHP http://ateliersou-arch.com/

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Posted by ふじさん住宅 at 13:44

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